2012年06月07日

冷却CCDなんていらない!?〜家庭用デジタルビデオカメラで蛍光ライブビューに挑戦〜

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デジタル一眼レフカメラを使用することで高品質な蛍光イメージングが可能であることは以前の記事でもご紹介した通りですが→記事へ、唯一「蛍光が微弱すぎてライブビューで表示できない」という弱点がありました。つまりはカメラの液晶画面上(もしくは外部モニター上)でピント合わせをしたり撮影ポイントを探したりといったことが出来ないということです。

とは言え通常は接眼レンズから覗いてピントを合わせ、都度三眼鏡筒に切り替えてカメラで撮影すれば問題ない訳ですが、やはりカメラの液晶画面や外部モニターに出力でき、それを見ながら顕微鏡を操作できた方が使い勝手がいいのは確かです。

そこで他の手段を考えていた中で「ライブビューが得意なカメラ → 映像が得意なカメラ → ようは動画撮影が得意なカメラなら有効なんじゃないか」という淡いひらめきから、昨今暗闇でも低ノイズできれいに撮れると評判の家庭用ビデオカメラ使った蛍光ライブビューに挑戦してみました!


使用したのはSONY製ハンディカムCX-590V。家庭用デジタルビデオカメラとしては中堅クラスの、ごく一般的なものです。これに顕微鏡用ビデオカメラアダプターNY-VSを取り付け、顕微鏡へ装着します。

取り付けは簡単。ビデオのフィルター取り付けネジに合わせて回し込むだけです。
今回は接眼部へ取り付けましたが、もちろんその他の鏡筒へも取り付け可能です。


1_NY-VS.jpg




早速撮影開始。
とりあえずカメラの設定も箱から出したそのままでやってみたのですが・・・

その結果は動画でご覧ください↓








いかがでしょうか?予想以上の高感度/高精細な映像にマイクロネット社内が沸き立ったのは言うまでもありません。
当然このままの映像でカメラの液晶画面上に表示、さらに外部モニターへ出力することも可能です。


2_ライブビュー.jpg



スムーズな映像でタイムラグやコマ落ちもほとんどないため、ピント調整もストレスなく行えます。


3_快適.jpg



さらに水銀灯の熱で温室状態のお手製暗室にこもらなくてもいいのは思わぬメリットとなりました。



このように、予想以上のハイクオリティな蛍光イメージングを可能にしてくれた家庭用ビデオカメラ。
長時間撮影の際の熱ノイズの発生など懸念される問題もありますが、高価な冷却CCDに比べての費用対効果という点で言えば、高い実用性を備えているのではないでしょうか。


posted by マイクロネット at 20:17 | Comment(0) | 蛍光撮影
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